お肌と睡眠不足
2023.09.07
美容セルフケア皆様こんにちは。
B/CARATです。
寝苦しい日々が続きますね。
睡眠不足はお肌の老化を加速します。
では、なぜ睡眠不足になると、お肌のコンディションが悪くなるのでしょうか?
お肌と睡眠の関係には、3つのホルモンの働きが深く関係しています。
1つ目は、お肌のバリア機能に働きかけ、お肌の炎症を抑えてくれる、「コルチゾール」という抗ストレスホルモンです。
コルチゾールは本来、明け方にかけて分泌されますが、睡眠時間が不足すると分泌量のバランスが崩れてしまいます。
コルチゾールの分泌が減ると、炎症を抑える機能が正常に働かず、肌荒れを起こしやすくなります。
反対に、過剰に発生すると皮膚の弾力性を保つタンパク質を分解してしまい、その結果、シワができたり、肌の弾力性が失われたりしてしまいます。
2つ目は、肌のターンオーバーに関わる「成長ホルモン」です。
成長ホルモンが血流とともにお肌に栄養を運ぶことで肌のターンオーバーは促進されますが、成長ホルモンが活発に分泌されるのも睡眠中です。
成長ホルモンは発育期の子どもにとって、骨や筋肉の成長に欠かせないホルモンですが、大人の場合メンテナンスの役割を果たします。
紫外線や乾燥をはじめ、日中に受けたお肌のダメージを修復してくれたり、全身における細胞分裂やタンパク質の合成を促し、寝ている間に心身の疲労回復、身体の組織の修正や代謝のサポートなどを行ってくれます。
そのため、健やかなお肌を保つために成長ホルモンは欠かせません。
3つ目は睡眠に欠かせないホルモン、「メラトニン」です。
お布団に入ってから1時間もたつのに眠れない…など、寝つきが悪いのは、メラトニンがきちんと分泌されていないからです。
メラトニンには昼間の活動モードと、夜のリラックスモードのスイッチを切り替え、体内時計をコントロールする働きがあり、睡眠の質を左右します。
夜になって自然に眠くなるのは、メラトニンが出てきている証拠で、反対に足りないと、眠れなくなってしまうのです。
また、メラトニンはアンチエイジングに欠かせない抗酸化ホルモンでもあります。
メラトニンが不足すると、体内に疲労や老化の原因となる活性酸素が蓄積され、お肌の老化に拍車がかかります。
良質な睡眠により、「コルチゾール」や「メラトニン」、「成長ホルモン」などがきちんと分泌されていると抗酸化力も高まり、自律神経が整って、血流が良くなります。
その結果、必要な栄養素が細胞のすみずみまで運ばれ、お肌のコンディションも良くなります。
睡眠の改善で、肌、髪の毛、爪をはじめ、全身状態がよくなったというお客様も多くいらっしゃいます。
より良い睡眠のため、軽い運動や入浴、寝る前のタバコやアルコール、カフェインの摂取を控える等、心がけましょう。