自律神経を細かく分析〜胃腸編〜
2024.06.25
鍼治療皆さんこんにちは!ビーカラットです!
最近になり気温の上昇に対応できていない方増えてきたのではないでしょうか?
今回は自律神経について説明させていただきます。
まず始めに自律神経という言葉を最近はよく耳にするのではないでしょうか?
細かく説明していくと、たくさんの役割がございます。
瞳孔の縮小、拡大
涙液、唾液分泌の促進、抑制
気道の収縮、拡張
心拍数の増大、低下
血管収縮、拡張
消化促進、抑制
発汗促進、抑制
排尿促進、抑制
このようなものが当てはまってきます。
そして脳神経の動眼神経、顔面神経、舌咽神経、迷走神経というものが自律神経に関わっているもので、
迷走神経が75%を占めています。
今回は胃腸などに関わる自律神経について詳しく説明していきたいと思います!
まず、食べ物をそのまま便として排出してしまうと、食べ物の中に含まれる栄養素を利用することができない。
栄養素を必要か不必要か判断するために、消化と吸収が存在する。
消化は2つのパターンがあり、
①機械的消化→食べ物を咀嚼して細かくすること、嚥下して胃腸で蠕動運動、分節運動すること
②化学的消化→唾液、胃液、膵液などの消化液による消化
ストレスや過労、生活習慣の乱れにより自律神経がのバランスが悪くなり、腸の蠕動運動が上手くいかず便秘や下痢につながる。
朝ご飯を少しでも食べると腸が刺激されて活発になる。→朝起きたばかりのタイミングはまだ副交感神経優位となっている為交感神経に切り替わる前に腸を刺激するとスムーズな排便につながる
自律神経とは自分で意識的に制御できない身体の働きを指すもの
筋肉を動かそうと思えば動けるけど心臓を今から止めてとか胃腸の運動を早めてとかはできない。
→胃腸の前導運動は副交感神経が優位になることで起こります
ってことはリラックスモードに入らないと活発に動いてくれない。
食道から胃や腸に送られるのは引力によって上から下から落ちるわけではなく、蠕動運動というもので送られる。
逆立ちしていたり、寝ていたりしていても食べ物は送ることができる。
胃というものは食べ物を一定の間その場で溜めて置く場所ということと共にお粥のような状態に食べ物を溶かす作用がある。
三大栄養素の中では糖質が最も早く運ばれ、たんぱく質は糖質の2倍時間がかかる。脂肪は最も時間がかかるため脂肪を多く含む食べ物は胃もたれを起こす可能性が高い。
食事が減るという事は、胃や腸が働くなる為本来持つ能力が低下するということ。
消化不良を起こすと腸に食べ物が長く溜まり食べ物が腐敗する。
そうすると、ガスが発生する。
ガスには揮発性硫黄化合物という化学物質が腸から血液中に溶け込んで肺に運ばれ呼気として排出される。
胃酸過多
→ストレスにより胃酸の分泌が増える
ガストリンが過剰に分泌される
刺激物の食べ過ぎ、飲み過ぎで分泌増える
カフェインのとりすぎ
睡眠不足、食べ過ぎ、早食い
胃酸は食事をする時に脳が美味しそう、いい香りだと認識するとご飯を取り込む準備を胃がする為胃酸が出る。
このようにして自分が意図的に行うことができないのが自律神経です。その乱れは自分では気づかなかったり気づいていたとしてもなかなか手をつけられないことが多いです。
そんな時に役立つのが私達鍼灸師です。
鍼をツボに刺激したり緊張しているところに打つことで、副交感神経優位となり身体がリラックスできる状態になっていきます。
気になる方はぜひ一度ご来院くださいませ♪